雑念の棚卸し

自分で自分をメンテナンスするための日々の記録です

歳をとってからの職場での立ち位置

今日は朝から気分が乗らない

去年からの怒涛のような仕事の忙しさがこの頃少し落ち着いてきました。時間ができると人って余計なことを考え始めるんですよね。私もここのところ土日もふと気がつくと(仕事についての)過去や未来のことや思い通りにならない他人のことをぐるぐる考えていて、良くない兆候です。

今日はやらねばならぬこと山積だったのですが、朝から全く仕事をする気が起きず、在宅なのを良いことに最低限の仕事だけ片付けて、いくつかのミーティングに顔をだしただけで早々に切り上げました。しかし、1日緩くサボったうえにランチはUberでオムライスを頼んだにもかかわらず、落ちた気分は復活しませんでした。

チームメンバーに嫌な気分にさせられてさらに気分が落ちる

私は中間管理職です。最下層の中間管理職で、なんの権限もないのにチームで仕事を完遂する責任だけを負わされています。

最下層のマネージャーにはメンバーや仕事を、選ぶことも断ることもできません。

もうひとつ上のマネージャーになればそれらの権限がありますが、結局ひとつ上がっても中間管理職であることは変わりなく、私の上のマネージャーもさらにその上のマネージャーの言いなりです。

私は、この職場では経験も浅く知識もないので役不足ですと固辞したのに、たぶん上司にとって使いやすい人間だからという理由で最下層の中間管理職に任命されました。

この最下層の中間管理職がもうめちゃくちゃ辛いのです。

新しい仕事を次から次へと振られ、誰にアサインするかを私が決めるのですが、できる人がいないとか誰もやりたがらないときは私が全て引き受けます。それをしながらメンバーの愚痴や文句を聞き、文句の原因を取り除き、残業を管理し有給を消化させ、教育してメンバーの成長も促せって…もう限界です。

とはいえメンバーには比較的恵まれていて若手にはなんの不満もないのですが、メンバーの中に私と同世代の、私より社歴も職歴も長い男性とと女性がいて、この二人の扱いに苦労しています。というか私の手には負えないです。私が彼らをうまく扱えていないせいで私自身がチームメンバーの誰よりも手を動かさないと回らない羽目になっていて、それも私ひとりがずっと忙しかった原因のひとつです。私には彼らを使う能力がないようです。

このお二人は年齢が年齢なのでお給料もそれなりに高くなってしまっているのですが、管理職ではありません。それにはたぶん理由があります。

彼らはお願いすれば動いてくれますが、頼んだことしかやってくれません。初めて発生したマニュアルや引き継ぎがないような業務や、彼らがやったことない業務は「誰かが教えてくれればやりますが?」というスタンスで、決して訳のわからない仕事は受けようとしないのです。それはある意味正しいのかもしれませんが、このスタンスだからいままでこの会社でのらりくらりとやってこられたのでしょう。

男性Gさん、女性Iさんどちらも扱いにくいのは同じなのですが、男性Gさんの方が態度がはっきりしているので少しマシかな。責任を取る仕事はしたくないが口ぐせで、この仕事はいやだ、あの仕事はやりたくない、この人とは組みたくないとおもいっきり仕事や役割を選びますが、お願いして納得の上受けていただけたことはわりと完璧にやってくれます。

女性Iさんの方はお願いするとわーわーいうか、仕事始めた後わーわーいうか(つまり文句が多い)、要するに彼女にとって少しでも困難なことをお願いすると、お願いしたことをこっちが後悔するくらい、もういいです、お願いしてごめんなさい、私がやりますから(泣)と思わせるくらいの大騒ぎになります。だから彼女が騒がなさそうな仕事しかお願いできないです。

今日はこの男性Gさんの無責任な発言にイラッとさせられ、怒りを通り越して悲しくなりました。Gさんはたぶん何も考えておらず悪気もなく言っているのでしょう…またそれが失礼な言い方で。そこは一言「すみません、私は確認していません」でいいんじゃないのか?理想は「確認しておきます」が欲しかったけどね。人をなんだと思っているのか、同じチームでも最低限のマナーってあるだろ!と思いましたが、グッとこらえて私が後を引き受けました。

この最下層中間管理職をやめたい!

いま私はこの最下層中間管理職の役割から外してもらえないかを上司に頼んでいます。色々な意味でもう限界かなというとの、ちょうど私たちのチームに社歴も職歴も長く優秀な方が異動してきてくれることになりそうで、その方に最下層中間管理職をお願いできないかと。

歳を取ってから、でも偉くならない方向で、どうやっていただいているお給料分の価値を会社に還元していくかを、彼らの仕事のしかたをみながら、そして自分も中間管理職を下りたいと思うにつけて改めて考えてしまうのでした。